7月号 / 紫陽花 −アジサイ−
 ガーデン特集が大好評につき、連載を始めることとなった ガーデンコラム第2回目は、うっとおしい梅雨の季節に清涼感を届けてくれる 「紫陽花」の特集です。


 今年はあまり雨が降らず水不足が心配されています。
 それでも雨が降ると、「洗濯物が乾かない」「湿気やカビ対策が大変」等、憂鬱な気分になりがちです。
 ですが、雨の日だからこそ、マイホームでのんびりとティータイムやバスタイムを楽しんだりと、 自分なりの楽しみを探して、梅雨を快適に乗り切りましょう。


【紫陽花の楽しみ】
 開花の時期は梅雨が始まる6月〜7月の初夏にかけてです。
 現在日本でよくみかける色とりどりの紫陽花のほとんどは、西洋アジサイ(ハイドランジア)です。
 これは、日本原産のガクアジサイがアメリカで品種改良され、日本に逆輸入されたものです。
 ガクアジサイは、中央のガクが特徴的な紫陽花で、西洋アジサイは花束のようにぎっしりと詰まった花びらが特徴的です。


【紫陽花の色】
 紫陽花は、土壌の性質が花の色に影響するようで、酸性が強いと青色に、 アルカリ性が強いと赤色の花を咲かせます。
 日本のもともとの土壌は酸性だったので、日本古来の紫陽花は藍色だったのでしょう。
 紫陽花を植えるときに、青色を出したい場合には、薄めたミョウバン水を毎日与えます。
 逆に赤色を美しく出す場合には、石灰や木灰を一握り、株の元に与えます。
 但し、与えすぎると株を痛めますし、もともと青い花の場合は土壌をアルカリ性にしても 花の色は変わりませんから注意して下さい。
 他にも紫陽花はいろいろな種類があり、白色系のものは変わりにくく、 またアメリカで品種改良された西洋アジサイには変化しないものもあるそうです。


【紫陽花の育て方】
  紫陽花は湿度が高い場所を好む植物です。
 地飢え、鉢植えどちらでも簡単に育てられる植物です。
 地植えの場合は日当たりや排水の良い場所で、冬の冷たい風が当たらないところが理想的で、 大きな木の根元や他の樹を寄せて植えることは好みません。
 苗の植え替えは、3〜4月頃がお勧めです。
 特に病害虫もありません。
 好みの苗を購入して、その色に合った土の配合をします。
 根が細かくとても多いので、大きく穴をあけて植え、根元が乾かないように腐葉土を用意します。
 翌年の為に、なるべく早めに剪定をしてあげます。
 花芽が出来るのが10月頃ですから、遅くとも7月中旬までには行います。
 早めに剪定することで、切り花として楽しむことも出来ます。


【紫陽花の花言葉】
 紫陽花はその花の色が変わることから、別名「七変化」ともいわれています。
 その為、花言葉も「移り気」「心変わり」等といわれているようですが、西洋の花言葉では長く咲き続けるため、 「辛抱強い愛」「元気な女性」等といわれているようです。


【紫陽花の語源】
 語源は「あづさい」で「あづ」は集まる、 「さい」は真藍(さあい)という青い花が集まって咲くことからこの名前が付けられました。
 しかし、本当の紫陽花という花は中国の全く別の青に花に元々ついていた名前で、 日本でなぜこの花が紫陽花と書かれるようになったかというと、平安時代の学者が日本にある今の紫陽花を見て、 当て字で紫陽花とつけたことが始まりだそうです。


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